やる気なし雑談日記

何事も中途半端な40代が、日々気になることを書いていきます。

氷河期世代の国家公務員中途採用

 政府が就職氷河期世代への支援対策として行っていた、就職氷河期世代を対象とした国家公務員の中途採用試験の合格者が、2020年度からの3年間で合計562人となり、目標の450人を上回ったことがわかりました。

 そもそも雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った世代、いわゆる「就職氷河期世代」の多くが、不本意ながら不安定な仕事に就いていたり、仕事がない状態にあったりしているとして、政府は2019年にこの世代の正規雇用者を30万人増やすなどとした支援プログラムを打ち出しました。

 その計画の1つとして、国家公務員の中途採用を促進することが掲げられ、2020年度から毎年150人、3年間で合わせて450人以上の採用を目標としていました。

 人事院は、今年の合格者を160人と発表し、この結果2020年度から3年間の合格者は合わせて562人となり、目標としていた450人を上回る結果となりました。

 目標の30万人には程遠く、しかも3年前に氷河期世代に対する支援を始めるという今更な感じは否めませんが、何もしないよりはまだましというところでしょうか。同じ就職氷河期世代としては、あと10~20年前に氷河期世代に対する支援を始めていれば、まだ今と違った世の中になっていたかもしれないと思う今日この頃です。