やる気なし雑談日記

何事も中途半端な40代が、日々気になることを書いていきます。

アパレル業界について思うこと

 人気アパレルブランドの「セシルマクビー(CECIL McBEE)」が2021年2月までに全店を閉店すると日経新聞で報じられました。

 

 ファッションに興味がない自分でも名前は聞いたことありますが、かつてはギャル系ブランドで、浜崎あゆみが好んで着用していたようですね。

 

 今年は老舗のレナウンも経営破綻したり、オンワードは今年度で数百店の閉店を予定していたりと、アパレル業界もなかなか大変になってきています。

 

 直近ではコロナの影響が大きいと思いますが、そもそもアパレル業界のブランド・店舗が多すぎるのではないかと思います。

 

 日本では年間29億着の衣類が供給されますが、15億着は売れ残っているようです。これは見込み生産が当たり前の業界のため、見込みほど売れなければ当然に大量に売れ残ることになります。結局各メーカーそれぞれが、売上・利益を確保したい量を作るので、結果大量に余ってしまっているのかもしれません。

 

 そして、売れ残ったものはブランド維持のため廃棄するか、ブランド名を隠して低価格で再販売することになります。

 

 人口が減少してきている中で、比較的衣類を購入する若者の人口自体が減っていること、若者自体に衣類を何度も購入するだけのお金が無いことが数が売れない要因でしょうか。

 

 また我が家もそうですが、ファストファッションに慣れてしまい、衣類にお金をかけず安くても着れればいいという人が増えてきたため、単価も下がってしまっていると考えられます。

 

 店舗については、最近は衣類もECで購入する時代なので、店舗での購入機会が減っていることや、デパートで衣類を購入する層自体に余裕がなく、衣類にまでお金が回っていないことで店舗での売り上げが減っていると考えられます。

  

 家族3人の我が家では、衣類にあまりお金はかけないので、この半年間で購入した衣類(インナー等も含む)の金額は30,000円程、2019年は1年間で30,000円位です。

 

 今のままではアパレル業界は衰退していく一方なので、業界の関係者は業界の在り方を含め、業界慣習等を根本から見直しした方がいいかもしれません。