昨年末で退職した会社から、先日退職一時金が振り込まれました。ここで、退職一時金にかかる税金について、算定方法を確認したいと思います。
【退職金の税金計算】
①退職手続きの一環として人事部等より「退職所得の受給に関する申告書」の提出を求められますので、記入して提出します。この書類を提出しないと、退職金額にかかわらず一律に20.42%の所得税及び復興所得税が源泉徴収されてしまいます。(但し、この場合でも、確定申告をすれば精算できます。)
②退職金にかかる税金の計算方法
税金の計算は人事部等でやってくれますが、算定方法は以下となります。
(退職金額は丸めています。)
【所得税】(20年以下勤続の場合・・自分の場合は約6年)
・(300万円-40万円×6年(1年未満切上))×2分の1=30万円
(退職金額-退職所得控除額)×2分の1=課税退職所得金額(千円未満切捨)
・30万円×5%-0円=1万5千円
・1万5千円×2.1%=315円
【住民税】
・30万円×10%=3万円
課税退職所得金額×住民税率=住民税額
【源泉徴収税額】
所得税15,315円+住民税30,000円=45,315円
2024年から新NISAが始まりましたので、退職金はこれから順次投資に回していきたいと思います。
(参考)国税庁HPより