先日、ジャパンライフの元会長らが詐欺容疑で逮捕されました。家庭用磁器商品のオーナー商法によるもので、被害額は2,100億円にのぼると報道されています。
もちろんだます側が悪いのですが、被害者もなぜこうも騙されてしまうんですかね。この手の犯罪は昔から何度も繰り返されています。
ほぼ全財産を持っていかれた人もいる様ですが、投資の世界では「すべての卵をいつのカゴに盛るな」という格言もあります。投資の本を読めば、ほぼ始めの何ページかに書かれている言葉です。まあ投資と言う意識も無かったんでしょうね。
ただ、年6%の配当って設定が絶妙ですね。もちろん最近の預金利率と比べればかなり高いですが、株式の配当利回りでも6%を超えているものは多少あります。
また、被害者は高齢者が多いようで、預金利率が6%の時代を知っているので、決して高いと思わなかったという報道もありました。強いて言えば今の時代にリスクなしに必ず6%の配当をもらえるというところに、疑問を持てれば良かったのでしょうね。
この事件を機に、オーナー商法は原則禁止になるようですが、似たような詐欺はこれからもいくらでもあると思うので、日々ニュースを見たり、新聞や本を読んだりして世間の動向を知ることって改めて大事だなと思いました。