電動キックボードのレンタルサービスについて、フランスのパリでサービス継続是非の住民投票が行われ、継続反対が9割となり、サービス廃止が確実となりました。パリでは約40万人が電動キックボードのレンタルサービスを利用していますが、交通違反が問題となっていて、今回の投票結果により、パリ市長は「9月以降レンタルサービスは完全になくなる」と発表しました。
日本でも電動キックボードのレンタルが徐々に増えてきていますが、今年の7月から電動キックボードの運用ルールが変更となります。
現行
①原付バイク・オートバイに分類されるもの
・走行は車道のみ
・ヘルメット着用義務
・運転免許証が必要
②小型特殊自動車(国の実証実験として貸し出し)
・最高速度は時速15㎞以下
・自転車専用道路も走行可能
・ヘルメット着用は任意
・運転免許証が必要
2023年7月から
①原付バイク・オートバイに分類されるもの
・走行は車道のみ
・ヘルメット着用義務
・運転免許証が必要
②特定小型原動機付自転車
・最高速度は時速20㎞以下
・原則は車道を走行
・ヘルメット着用は努力義務
・運転免許証が不要(16歳未満は運転禁止)
③特例特定小型原動機付自転車
・最高時速6km以下
・歩道の走行可能(緑色のランプを点滅)
電動キックボード普及を目指して、条件を緩和していますが、事故や違反が増えそうですね。個人的には、迷惑なのであまり普及しないでもらいたいと思います。