やる気なし雑談日記

何事も中途半端な40代が、日々気になることを書いていきます。

共通テストの「簿記・会計」廃止へ

 大学入学共通テストの1科目となっている「簿記・会計」が2024年1月の実施を最後に廃止される見通しです。大学入試センターは、2025年以降の共通テストについて、現行の6教科30科目から7教科21科目に再編する方針を打ち出しており、18歳人口の減少による受験者数の減少に伴い、経費を削減する必要に迫られそのためには科目を減らす必要がある、また、「簿記・会計」を継続してほしいという大学側からの強い要望がなかったというのが、「簿記・会計」を廃止にする理由とのことです。

 「簿記・会計」は、1985年の共通一次試験時代に始まり、大学入試センター試験、大学入学共通テストでも実施されてきましたが、受験者数が減少しており、2021年1月実施の共通テストでは、50万人弱の受験生のうち「簿記・会計」の受験者数は1,300人程度で、廃止の対象に選ばれたようです。

 ただし、「簿記・会計」よりも受験者数が少ない科目(「フランス語」91人、「韓国語」112人、「ドイツ語」113人、「中国語」639人)もあるなか純粋な廃止は「簿記・会計」だけで、上記語学については「コスト的には厳しいが、英語に代えて学んでいる生徒もいるため」と存続理由を説明しているようです。

 全国商業高校長協会では、廃止が正式に決まった場合、各大学に民間の簿記検定試験の成績を利用した選抜を行うよう求めていくということで、今後の展開に注目していきたいと思います。