やる気なし雑談日記

何事も中途半端な40代が、日々気になることを書いていきます。

2位じゃだめなんでしょうか。

 理化学研究所スーパーコンピューター「富岳」が、スパコンの計算性能を示す主要4部門で世界1位になったとの発表がありました。日本のスーパーコンピューターが1位になったのは、2011年の「京」以来9年ぶりだそうです。さらに4冠は世界で初めての快挙だそうです。すごいことですね。

 

 スパコンと言えば、10年位前に事業仕分けがあった際に、とある議員が「世界1になる理由には何があるんでしょうか」、「2位じゃダメなんでしょうか」と言っていたことを思い出しました。

  

 その議員はこの件に関して、「前向きな改革に取り組んで来られた努力に敬意を表する」とのコメントを出しています。ちなみに当時の発言の趣旨は、「速度が世界一になったとしても、使い勝手が悪ければ使われない。スピードばかりにこだわる理由を問うた」とのことです。

 

 ちなみに、今回理化学研究所のセンター長は、「世界1位になれたのは、さまざまなアプリケーションで最高性能を出すマシンを作った『結果』であって、決してその逆ではない」、「使いやすさを追求したことで結果的に2位になっても仕方ない、というのが基本的姿勢だった」と述べたようです。

 

  事業仕分けの発言を聞いた時は、始めから2位を目指したら2位にもなれないでしょと思っていましたが、このようなこともあるんですね。